VISA手続き備忘録

USのビザ手続きに関する備忘録。USのビザの手続きはすごく面倒です。必要書類はこちらにまとめてありますが、手順がわかりにくいので、こちらにまとめてみます。私の場合、海外学振のプログラムで(J1ビザ)2017年4月に渡航したときのタイムラインになります。

渡航前

2016年10月 DS-2019の手続きを開始する

まず受け入れ先の担当者と連絡をとり、DS-2019と呼ばれる書類(米国における長期滞在証)を手に入れます。DS2019の申請にあたり、米国滞在中のスポンサーからのレターが必要になりますので、それらが揃い次第コンタクトをとるのが良いかと思います。私の場合、2016年の10月末にスポンサーからレターをもらい、即座に連絡をとって準備を始めました。しかし、大学の国際担当部署が動かず、結局12月末にDS-2019が発送され1月上旬に届くという結果になりました。なお、2015年から英語能力に関わる証明が必要になっています(大学によっても基準が違うようです)。TOEFLやTOEICのようなものでスコアを持っていない場合、大学教員との面接をパスする必要があるので、早めの準備が必要です。

2017年1月中旬 DS-160の入力

DS-160は、渡航者の個人情報などを入力するフォームです。かなり長いストレスのたまる作業ですので、時間に余裕をもって取り組むことをお勧めします。最後のほうで*SEVIS IDと*Program Numberの入力があるのですが、これらはDS-2019がないと入力できません。そのため、DS2019を早めに手配するのが重要です。DS-2019が届かない場合、SEVIS IDは「N000000」はとし、Program Numberは受け入れ先の担当者に問い合わせて入手するという手段があるようです(参照)。

*SEVISとはStudent and Exchange Visitors Information Systemの略で、留学生(F-1:一般留学生、M-1:職業トレーニング生)や交換留学生(J-1)の監視・取締りを目的としたシステムのことです。その登録(支払いアリ)にはDS-2019に記載されている情報が必要。
*Program Numberとは、DS-2019に記載されている交換留学プログラムの識別番号になります。

2017年1月下旬 ビザ申請料金の支払いおよび面接予約

DS-160とDS-2019がそろえば、あとはビザの申請料金を支払い、面接予約(こちら)とることになります。ここまでくればだいぶ楽になりますが、この面接予約には少し注意が必要です。というのも、主要都市以外(東京など)の大使館では、それほど頻繁に面接が行われていません(私が面接した札幌では月2回程度)。そのため、そもそも日程を調整しずらいうえに、面接枠が埋まるのが早いです。東京なども面接枠が埋まりやすいことに変わりはないと思いますので、これまた早めの準備が肝心です。なお、申請先の大使館によると思いますが、面接前にパスポート以外の書類を事前郵送することになる場合があります。札幌大使館の場合、面接予約をすると空のレターパックが送られてきたので、そのなかに書類を入れて返送しました。

*提出書類の中に証明写真の提出が含まれるのですが、この規格に対するこだわりが半端ないです。すこしでも企画からはずれると(背景が白でない、など)自腹で撮り直しになるので、最初からビザ用の写真をとっている写真屋さんで撮ることをお勧めします。

2017年2月上旬 面接

札幌大使館の場合、面接は英語で行われていました。ですが、私の時の担当者の方は大変フレンドリーな方で、日本語もペラペラでした。アメリカ行くんだから英語の練習をしよう、くらいのノリで英語面接にしていました。何をしに行くんですか?とかその辺の普通のことを聞かれるので、研究分野名などに言及しておけば問題ないと思います。面接が終わると提出した書類一式は返却され、パスポートだけ後日郵送されてきます(ビザが添付される)。私のときは1週間強で届いたと思います。

渡航後

入国時

入国時には、「ビザ」と「DS-2019」の両方を入国管理官に見せる必要があります。このとき、キャリーケースなどにDS-2019を入れてしまうと別室行きになるので(最悪入国拒否?)、「ビザ」と「DS-2019」のどちらも携帯して飛行機にのるようにします。

入国後

J1ビザの場合、プログラム開始予定日から30日以内に米国に入国する必要があります。ただし、渡航者が大学の国際部署に入国の届け出を出し、大学から管理局に連絡がいくので、実際には10日~20日以内と考えておいた方がよさそうです。この期限に関しては受け入れ先の担当者に聞くのがよいと思います。ついたばかりのころは右も左もわからないので、余裕をもって到着しておくことをお勧めします。

入国後の住まい

住まい探しが最初の難関です。たいてい、大学のHPなどに居住先などに関するリンクが張ってあり、そこから探すのも一つの手です。私の場合最初の1週間は一時居住向きのアパートを探し、2週間ほどそこに滞在しました。1日30ドル前後で泊まれるので、この間に現地のアパートを見て回る、というのが現実的かと思います。私の場合、その後に教授があっせんしてくれたため、アパート探しは何も苦労せずにすみました。現地の院生とルームシェアから始まり、現在はスペイン人のポスドクとルームシェアしています。日本人ではないですが、人によっては最初の数週間はボスの家に転がり込み、その間にアパートを探している人もいるようです。

一時出国

一時出国の際は、DS-2019の右下にあるTravel validationという欄に国際部署の担当者によるサインが必要になります。これがないと再入国の際に大きな問題となり、最悪入国拒否される場合もあるようです。こちらに怖い経験談がありますので、一度目を通すとよいかもしれません。私も以前、このTravel validationの存在に出国前日に気づき、なくなく国際学会参加の全日程をキャンセルする、という悲しい事態に陥りました。学生にはオリエンテーションなどで広く周知されているようですが、ポスドクには明確に周知されない場合もあるようですのでお気をつけて。

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