ナダルが全仏で10回優勝したすごさについて

ナダルがテニスの全仏オープンで10回目の優勝を達成しました。すごすぎて、このすごさを表現するのに適切な言葉が見つかりません。なので、確率で表してみたいと思います。

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指数分布のFitting

全仏オープンといえば、テニスの4大大会のひとつに数えられる大会。出場する選手は全力でここにスケジュールを調整してくるし、基本的にトップ選手はみんなエントリーする。なので、世界で一番優勝の難しい大会の一つといえる。ナダルはその大会で10回目の優勝を達成した。これが全人未踏なのはもちろんなのだが、どれくらいの確率で起きうるのかが気になる。なんとか推定できないか。そこでウィキペディアをググると、なんと全仏オープンの歴代優勝者があるではないか。優勝経験者のみを対象に、ナダルの偉業がどれほど「偉業」なのか推定してみる。横軸にある個人の優勝回数をとり、縦軸にそれぞれの優勝回数を達成した人数をとる(ヒストグラム)。これに対して、指数分布をあてはめる;

f(x) = θexp(-θx)
(xは優勝回数)

どれくらいの確率でおきるのか

指数分布でFittingすると、θ = 0.55と推定され、以下のような図になる。縦軸は確率密度で、値が高いほど対応するx軸の事象が生じる可能性が高い。

よく聞く名前では、フェデラー、ジョコビッチは1回、ヴィランデルは3回、ボルグが6回優勝。ナダルの「10回」という優勝回数が生じる確率は、0.004、つまり0.4%だった。上の図でいうと、(ほとんど見えないけど)赤で塗りつぶされているところの面積と対応する。ちなみにこれは、「全仏優勝経験者」が10回優勝する確率。なので、1000年全仏オープンを続けたら、確率論的には4人10回優勝する人がでるかもね、っていうくらい(実際にはこれよりもずっと低いと思う;選手生命の長さなども考えれば)。地殻変動レベルの現象。これはすごい。ナダル、おめでとう。

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