スーパー堤防

父の実家が陸前高田なので、節目で被災地に訪れている(特にボランティアというわけではないです)。そのときに聞いた興味深い話。

SPONSOR LINK

被災以降、津波の「減災」を目的としたスーパー堤防がガンガン作られており、それはもうすごい勢い。生態学の観点からそれが好ましくないことはもちろんそうなのだが、現地に生きる人の感情を考えると極めて難しい問題だなぁ、と感じていた。しかし、それは大きな勘違い(みんな堤防ほしいだろう、という先入観)で、現地からでる「堤防」に対する意見は住民の間でも大きく割れており、そしてそのパターンがどうにも奇妙だった。

奇妙だったというのは、海の近くに住んでいる住人(つまり被災リスクが高い)ほど堤防反対の意見をもつことが多かったこと。逆に、海から離れた場所に住む人(被災リスクは相対的に低いと思われる)ほど堤防建設を熱望しているという。

海際の人は年配の人が多く住んでいる可能性あるので、年齢層との偽相関は拭えないが、海際の住人の共通した意見として、海に住んでいるのだからそういったリスクは承知の上、海を見れないことのほうがよっぽどつらいし、仕事もしにくい、とのこと(もちろん、これが一般的な傾向というつもりはございません。あくまで聞いた範疇です)。

まったく定量的な調査ではないですが、現地の人に聞く限り、上述のような傾向があるそうです。だれかきちんと証明しているのかな、これ。

Spread the love

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です